四方木よもぎ 暁月あかつき

暁月ビジュアル顔by塔島 ジューゴ 暁月ビジュアル全身by塔島 ジューゴ 暁月ビジュアル兎by塔島 ジューゴ

基本情報

広島県南部の海沿いにある骨董店「よろづ奇蒐園」で働いている黒兎。 強い好奇心と起呪が噛み合った神秘オタクで、趣味で集めた憑神の話を怪異譚に編纂して主人に語り聴かせている。 うっすら人間嫌いでしばしば厭世的な言動をこぼすが、根底にあるのは「人間は賢く優しい生き物であってほしい」という期待。主人の人助けにはなんだかんだ付き合う。 善行を尊び愚行を蔑む、皮肉屋のロマンチスト。
性別:男 身長:170 外見年齢:25~30代 憑神歴:約90年(1936年) 転生日:9月30日(中秋の名月) 描写キーワード:絹糸めいた長い黒髪、眼鏡の奥の赤い瞳、仕立ての良い着物、ピンと立った兎の耳、皮肉げな笑顔、細身の男
本性:黒兎(体長30cm) 権能:遠耳〔情報〕(付与型) 代償:耳を塞げない 起呪:不思議な話を聴かせてくれ 描写キーワード:黒菫のような色合いのふわふわの毛並み、もちもちのお腹、日の出のような赤い瞳、額に三日月模様、感情豊かな仕草、とても可愛い
一人称:僕(状況に応じて俺、私) 二人称:君 三人称:あの人

セリフ例

来店「いらっしゃいませ。今日はどんな話をご所望で?」 語り「それではしばし、お耳を拝借」 宥め「美夜、どうどう」 蘊蓄「憑神が人の形になるのは人間に扱いやすくするためだけじゃなくて構成要素に人間が入っているんじゃないかと思うんだよね。つまり死んだ獣が人の姿で生き返るんじゃなくて土地の力と人の情念が獣の霊を焦点に結合したのが」 皮肉「人間が愚かなんていつものことでしょ。別段面白くもないね」 怒り「こっのクソ狸、どのツラ下げて来やがった!」 弱り「うわ~~ん。もうおうち帰るぅ」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
鑑定眼〔骨董〕 A 半世紀以上知識と審美眼を肥やし続けたベテラン鑑定士。 霊感や憑神とは関係なく目利きで、幅広い知識を修める。
憑神知識 S 興味の赴くまま憑神の知識を数多く集めている。 独自の仮説を論文にするレベル。
呪術知識 B+ 基礎を教わった後は独学だが、憑神の知識を集める内に呪い全般にも詳しくなった。 遭遇した呪いの術理を高い精度で推察できる。
鑑定眼〔呪物〕 A 呪物に遭えばそれと気づき、鑑定することで来歴を辿る手がかりを発見できる。
呪物管理 B コレクションした呪物を適切に管理し、Bランクまでの危険度なら害されずに活用できる。
奇譚創作 A++ 読み聞きした憑神の記録を物語に編纂する構成能力。 暁月は0から創作するより元ネタをアレンジするほうが得意で、大胆に脚色して聞いた話とは別物にすることも多い。
講談 S 朗々とした穏やかで耳に快い男の声を基本に、艶やかな女の声や愛らしい子どもの声、不気味なあやかしの割れた声など、多彩な声色を使い分けて臨場感たっぷりに物語る。 素人芸とは思えない、聴衆を聴き惚れさせる腕前。
呪物解体〔因果応報〕 S+ 解き明かした呪いの結末を考案する作戦立案能力。 暁月は勧善懲悪が得意。
結界術 B- 豊富な知識と凝り性な気質を活かし、時間をかけて計算を重ね呪物を配置することで、本職の術師に劣らない緻密な結界を構築できる。 逆に言うと短時間では高度な結界は作れない。
言霊 A- 言葉や文字に霊力を乗せて他者を呪う技術。 合意の上での契約を遵守させ、破れば罰を与えられる。
霊能〔魔眼〕 C+ 権能とは関わりない、生前から持っていた霊能。 目を合わせた生物の意識を鈍麻させる。 気をしっかり持てば影響されない。
催眠術 B 呪術ではなく科学に基づいた心理療法。 魔眼や言霊を併用することで、相手がリラックスしていれば比較的容易に催眠状態にできる。 現在は美夜をトランス状態にすることで《遠耳》の精度を上げる使い方が主。
家事 A 世話焼き気質に好奇心が合わさったベテラン主夫。 気になるレシピや掃除法を自分で試し、便利グッズを試し買いすることも多々。手作業に拘らず楽できるところはどんどん楽にする派。
運動 E- 筋力も体格も持久力も日本人男性の平均くらいはあるが、死んだときのトラウマで全力疾走しようとすると足が止まってしまう。 それを差し引いても運動神経が鈍い。
着物好き A 大の着物好きで、使用人生活のお陰で女物の着付けもできる。 伝統に詳しいが現代風アレンジも好むタイプ。
他言語〔中国語〕 B+ 台湾にいた頃に学び、骨董商になってからは顧客に中国人がいるので語彙を更新している。 不自由なく母国語話者ネイティブと会話できるレベル。 発音は台湾訛り。読み書きは繁体字。
生贄マスコット体質 S 兎姿の暁月は愛くるしい。 暁月もその自負があり、落ち込んでいるときに兎の姿でいると自己肯定力が上がりメンタルが回復する。思考が単純化するので考え事には不向き。 なお、「攫いたい」「食べちゃいたい」「泣かせたい」といった邪念を唆る可愛さなのはあまり自覚していない。

年表

戦前
1936年9月30日 日本統治下の台湾で、名家の令嬢である女児 竜前 咲(7)に飼われていた黒兎が、興奮して全力疾走している最中に壁に鼻をぶつけて死ぬ。 咲、家にあった呪術書を両親が援助している書生 四方木 悠人(17)に渡して「ウサちゃんを生き返らせて」と頼む。 世話になっている家の愛娘の願いを無碍にできなかった悠人、ままごとに付き合うつもりで呪術書に記されていた反魂の儀式を行う。 兎が微かながら霊能を持っていたこと、満月の魔力、儀式の仕上げに荼毘に付された呪術書、月の霊獣「玉兎ユゥトゥ」に発音の似ていた「悠人ゆうと」の名で縁と力が足り、憑神 暁月誕生。 悠人、兎が全裸の男になったことに混乱しながらも暁月を家に連れ帰り、「記憶喪失の行き倒れを保護した」ことにする。
暁月、悠人の下宿先で言葉や礼儀作法を学ぶ。 咲に正体がバレ、「あたしのウサちゃん返して!」と怒った咲に訴えで咲の家で暮らすことになる。 暁月、咲の家で勉強したり、怪談を集めたり、使用人の仕事を習って過ごし、休日に訪ねてくる悠人に怪談を披露する日々を送る。 └悠人は反魂の儀式の際「死んだ獣の名を呼び願い事を唱えろ」という記述に従い「暁月。もし本当に蘇ったら、おまえが知ったあの世の不思議な話を聴かせてくれ」と起呪を発した。 が、その場で適当に口にしただけですっかり忘れており、暁月が興味のない怪談をしてくるのを鬱陶しく思って聞き流したり、ほとんどは「また今度な」と断っていた。 └暁月は起呪を叶えられないストレスでいつも顰め面で、兎のときの癖で壁や床によく当たっていた。 └目が悪いのでは? と思われて眼鏡を誂えられた。
戦時中
1941年、世界大戦に日本参戦。 悠人(20代)、医師免許取得。病院で働き始める。 暁月、悠人の友人の軍人と秘かに親しくなる。
暁月と悠人、狸の憑神 朔羅とその主人で男装の軍人 刑部 吹雪と出会う。 悠人と暁月、朔羅から憑神の基礎的な知識を教えてもらう。 └悠人、暁月の怪異譚を聞き流していたのを反省する。
暁月、軍部に協力して憑神の研究をしている神連の女性と知り合う。 彼女に教えを請い、憑神のことや呪術を教えてもらいながら神連の研究班で働かせてもらう。
軍から強力な呪いを依頼された神連、実験ついでに暁月を呪殺の儀式の材料にしようとする。 暁月、すんでのところで悠人と朔羅たちに助けてもらう。 └このとき朔羅に天高くぶん投げられて安全圏へ逃されたため、裏切られた絶望と恐怖が高所の景色と結びついてしまった。
朔羅と吹雪、勝手に暴れた罰で前線へ飛ばされる。 本国で呪いを戦争に活用しようとした軍人が失脚し、後ろ盾を失った神連の女が台湾から引き上げる。 └詳細不明。戦争のために憑神を作ろうとして失敗した? 暁月、人間不信になりながら、悪化していく情勢の中で悠人や咲を守るため習った術を使う。 └暁月は戦時中のことを思い出したくないのであまり語らない。
戦後
1945年8月 終戦 暁月、悠人(26)と咲(16)といっしょに日本に行く。 悠人、広島で四方木診療所を開く。 └暁月、診療所を手伝う。 悠人、《遠耳》を活用した問診で評判になる。 1946年 悠人(27)と咲(17)、結婚。
1947~1949 第一次ベビーラッシュ 1947 悠人(28)と咲(18)の間に長男 誕生。 暁月、子守を手伝う。 1949 悠人(30)と咲(20)の間に次男 誕生。 └復興していく世の中で子育てに励む内に、暁月の人間不信が和らいでいく。 悠人、一部の患者の症状が呪いや霊障によるものだと気づく。呪いに対処するため霊薬作りに挑戦したり、暁月に催眠療法を習わせたりする。
昭和
呪いや霊障に悩まされていた患者が全国から四方木診療所を訪れるようになる。 暁月、悠人の友人だった元軍人が結婚したことを知り、失恋を自覚する。 1957 もう一人ほしいと咲がねだり、悠人(38)と咲(28)の間に三男 誕生
1964 明(17)、診療所の跡継ぎになるのを拒否して家出。 明、全国を放浪する中で、危険な呪物を探しては封印する霊能力少女 玉槻 小春(17)と出会う。 明と小春、いっしょに冒険する。
1968 望(19)、兄に代わり診療所を継ぐため医大に進学
1969 明(22)、小春(22)と結婚 実家に帰った明、「骨董商になってツキ兄を雇う」と宣言。また悠人(49)と大喧嘩になる。 └最終的に「月兄が好きなのは医学じゃなくて怪談だろ」と明に言われた悠人が、暁月の意思を確認して折れた。 明、小春といっしょに骨董商を始める。
1971 明と(24)小春(24)の間に長女 小夜誕生。 悠人、出産祝いに明一家の家を建てる。 暁月、明の家に通い子育てを手伝う。 望、医師免許を取得。四方木診療所で働き始める。 └望、祓い屋の娘 犬養 妙と交際するが、暁月を兄だと慕う望と使い魔として扱う妙で折り合いがつかず、破局。
明、家を改築して骨董店「よろづ奇蒐園」を開く。 暁月、住まいと勤め先を診療所から奇蒐園に移す。 └「ウサちゃんはアタシのなの!」と咲(40代後半)も奇蒐園に引っ越して同居する。
1990年代
1992 満(35)、綿貫 照代(27)と見合い結婚。 1993 満(36)と照代(28)の間に長男 誕生 小夜(22)、大学を中退して未婚で長男 朝晴を出産。
1993 望(44)、看護婦稲葉 磨季(25)に口説き落とされて結婚。 1995 満(38)と照代(30)の間に長女 香夜誕生。 望(45)と磨季(26)の間に長男 と長女 真夜の双子(二卵性双生児)誕生。
小夜、「化け物ウサギと同居なんてもうウンザリ」と言い放って明と喧嘩になり、奇蒐園に朝晴を預けて出ていく。 朝晴、明と小春の子として育てられることになる。
1999 満(42)と照代(34)の間に次女 美夜誕生。
2000年代
真夜、悠人の調剤室に入り浸って霊薬の作り方を覚えたり、暁月の書斎で呪いの知識を学んだりする。
2009 真夜(14)、一般人を呪って悠人(90)に調剤室と奇蒐園への出入りを禁止される。 悠人(90代)、霊薬作りに興味を持った漢方薬剤師 月輪 ルナ(20代)を弟子にする。 └ルナの善悪に重きを置かない性格に真夜を連想し、放置するより教え諭したほうがマシと判断した。
2010年代
咲(80代)亡くなる(寿命) ルナ、一人前と認められ京都で薬局を開く。 └悠人、霊薬を必要とする患者をルナに引き継ぐ。
2016 朝晴(23)、大学を卒業して奇蒐園で働くが、呪物が怖くて疲弊する。 新(23)、警察官になる。
2018年3月 悠人(99)、亡くなる(寿命) └明(71)に契約が継がれず「えっオレ親父の子じゃなかった!?」「そんなわけないでしょ」などと騒ぎになる中、体調を崩して葬儀に来なかった美夜(18)に暁月が継がれていると判明する。 暁月、県外の大学に進学した美夜と同居して大学生活をサポートする。 美夜、神憑きの才能が開花。「憑神は主人の命令に従う」の細かい仕様を暁月と実験する。 美夜、憑神に興味を持ち《遠耳》で情報を漁る。暁月、憑神の研究が捗る。 暁月、明たちと話し合い、美夜が奇蒐園を継ぐことになる。 朝晴、常連客の伝手で和食料理店に転職。 香夜(23)、大学卒業後 裁縫店に就職。 └順調にキャリアを積んでいたが、ブラックだったので辞めて独立する。 真夜(23)、大学を卒業後、全国を放浪して呪いを集めて回る。 来(23)、同級生だった研修医 宇佐美 依子(23)と婚約する。
2019 香夜(24)、結婚。姓が虎谷になる。 美夜(20)、教授が教え子にセクハラしているのに気づき、暁月に呪うよう命じる。 神連が現れ、呪いを止める。以後「神連に協力する代わりに、美夜が《遠耳》で知った犯罪やトラブルの解決を神連が行う」契約を結ぶ。 └暁月は未だに神連に不信感があったが、警察に「超能力で知りました」と言うわけにもいかないし渋々受け入れた。
来と依子、四方木診療所に就職。 依子は霊感があったので、悠人の遺した資料を神連に提供する代わりに呪術医の技を教えてもらう。
2020年代(現在)
2022年3月 美夜(22)、大学を卒業。 暁月、霊感が強くなり《遠耳》が過敏になった美夜のために、奇蒐園を模様替えして《遠耳》を遮る結界を張ることにする。 明(74)、少し早いが暁月もいるしと美夜を二代目店主にする。 明、小春(74)と夫婦で世界旅行に出かける。 美夜、雑然と骨董品が積まれていた奇蒐園を、整然とアンティークが陳列された内装に模様替え。 暁月、危険な呪物を封じていた地下の蔵を結界の要に再構築する。
美夜、顧客の詐欺被害を未然に防ぐ。 狸の憑神の詐欺師 十五、美夜に興味を持って奇蒐園に来店。 暁月、十五と「店や関係者に悪さをしない代わりに、金銭か情報の報酬で怪異譚を聴かせる」契約を結ぶ。
2023 香夜(28)、長男 辰也を出産。 美夜(24)、児童連続誘拐殺人事件の被害者の声を《遠耳》で聴いてしまい、事件に巻き込まれる。 神連や鴉の憑神ヘルメスとその主人ジョン・スミスと協力して事件を解決する。 └暁月の神連への不信感が和らぐ。 →「血潮は熱く燃えて
暁月、強くなりすぎた美夜の霊感を神連に封じてもらう。 └以後、暁月はテレビや新聞の類を美夜の前では見ないようにしている。 暁月、事件で負った美夜のトラウマを催眠術で和らげるため、霊薬の助けを求めて悠人の弟子だった月輪 ルナに連絡を取り、京都を訪ねる。 └暁月、ルナが神憑きになったこととその代償を知り、美夜には代償を秘密にするよう頼む。 以後、美夜の心理的負担が大きかった案件の後は京都に霊薬をもらいに行くようになる。
2024夏 暁月と美夜(24)、神連から依頼されて人喰い狐討伐の情報収集と作戦立案に携わる。 →「暁にカササギ羽ばたき燃え尽きる 作戦を引っ掻き回した十五と縁を切ろうとするも、口車に乗せられて叶わず。 暁月、十五に聴かせる怪異譚の報酬を上乗せする。 →「あきない噺/馴れ初め編」(未収録)
2024冬 暁月と美夜(25)、神連の依頼で北海道にある山村に座す憑神封じを手伝う。 →「繭たゆたう村」(未収録)
2025春 暁月と美夜、神連の依頼で憑神作りの研究をしていた地下研究所の跡地を調査する。 →「雨に陽だまり、月隠れ 星降る朝に夢の跡
2025夏、暁月、うっかり十五に惚れる。 →「あきない噺/夏はおぼれる鯉&夏はさびしい鯨」(未収録)
2025冬 暁月と美夜(26)、神連の依頼で猿の憑神退治を手伝う。 →「あきない噺/冬をこせない猿」(未収録)
2026春 アナグマサーカスの座員になっていた朔羅と再会する。 暁月と美夜、アナグマサーカス座長 ムジカの依頼で座員が呪われた事件を調査する。 └暁月、呪術の基礎を教わった神連の女が無間衆「残夢」として存命なのを知る。 →「あきない噺/春はさめない狢(未執筆)」
結婚して子どもができた小夜が、いつか暁月を継ぐことになるのを不安がって奇蒐園を訪ねる。 小夜、暁月が美夜に継がれたことを知って安心するも、美夜を怒らせて喧嘩別れになる。
2026夏、暁月、十五に失恋する。 →「あきない噺/失恋編ラスト」(未執筆)
2026秋 奇蒐園襲撃事件。 └怒った美夜が十五と絶縁する。 →「あきない噺/秋はあきない兎」(未執筆)
2025冬 暁月と美夜(28)、皇 光輝の町を巻き添えにした心中計画を破壊する。 →「悪狐討伐(タイトル未定)」(未執筆)
美夜、春の事件で負傷しマネージャーのジナと契約したムジカの恋愛相談に乗った結果、事態を悪化させる。 暁月、美夜の尻拭いに奔走する。 →「穴熊囲う星をぶち抜いて」(未完結)
バクの憑神 ドーリィの主人 日賀 のぼるが目覚めなくなる事件を美夜と共に調査する。 巻き込まれた他の憑神、神憑きたちと共に夢の世界を冒険し、事件を解決する。 →「ドーリィの大冒険~悪夢の迷宮~」(タイトル未定/未完結)
2027春 暁月、奇蒐園襲撃事件で力不足を痛感したのもあり、美夜(29)と共に改めて術を学ぶため、九州にある「相生倉市」の「木野下神社」で修行する。 →「奇蒐園・相生倉市出張編」(未執筆)
未来
明が亡くなる。 暁月も亡くなったということにして、暁月伯父さんの生家出身の青年という設定でイメチェンして戸籍を新調する。 └印象を変えるため、髪を切って眼鏡を外し、洋装の背広を着るようになった。
美夜が亡くなる。 └ 暁月が三代目奇蒐園店主になる。
暁月、戸籍上の年齢と外見年齢がズレてきたので、また眼鏡をかける。 暁月、十五と再会する。うっかりまた惚れる。
n年後暁月by塔島 ジューゴ
暁月、十五と「暁月が十五側に伏せて設定した条件を満たさない限り、関係を破棄できない」という契約をして交際する。 └暁月、交際しながら十五を滅ぼす作戦を練る。 →「あきない噺/再会編」(未執筆)

交流関係

四方木よもぎ 美夜みよ
美夜 ++信頼
すごく気が合う、自分を十全に使ってくれる主人。 研究欲もおしゃべり欲もお世話欲も満たせてとても楽しい。
四方木 悠人ゆうと
悠人 ++親愛
初めての主人で色んなことを教えてくれた相手。 今でも懐かしい。
四方木 さき
お嬢様(結婚前) 咲 +忠愛 --苦手
生前からの主人。 たくさんの愛情と思い出があるが、彼女の心無い言葉に傷ついた思い出もたくさんある。
四方木 あきら
アキくん 明 ++慈しみ
生まれたときから見守ってきた義弟。 今でも可愛い。
四方木 小春こはる
小春さん +友愛
アキくんの奥さん。 仲良しな主婦友。
虎谷こたに 香夜かよ
香夜ちゃん ±±畏怖
可愛かった姪。今は怖い。 怪異打ち切り体質って何……?
+尊敬 ±畏怖
誘拐事件のときお世話になった神連。 術師として格が違うと感じている。
朔羅さくら
朔羅さん +恩義 -苦手
恩人だし不義理をするつもりはないけど、目の前で人の頭を片手で潰されたりしたので怖い。 着道楽同士話は合う。
ルナくん -苦手
悠人の弟子。なんか怖い。 あと代償の件は君ほんとうに美夜にバレないでね頼むよ僕美夜に逆らえないんだから怒らせないで本当におまえ隠す気ある????
残夢
師匠せんせい ---恐怖
術の師で、僕を裏切ったひと。 ※彼女が今も存命で無間衆の一員になっていることは知らない。
メフィルさん +共感
有名作曲家のマネージャー。 主人の生活の面倒を見ている憑神同士、共感している。
ミルくん +羨望
年代の近い憑神。 怒りを覚えず悪感情に囚われることのない彼の在り方に羨望を抱いている。
ドーリィちゃん +庇護欲
年代の近い憑神。 歳が近いはずなのに少女のような性格の彼女を憑神の人格成長サンプルとして興味深く思う一方、庇護欲を唆られ応援している。
千渦ちか
千渦くん +共感
神連に所属している憑神い。 彼の悪への怒りに共感している。
深夜くん --侮蔑
憐れで愚かな通り魔憑神。 主人を失った悲しみから過ちを繰り返す彼を侮蔑している。
すめらぎ 光輝こうき
光輝くん ±憐憫 ±戸惑い
過ちを犯した子どもだが、彼にそれをさせた環境のほうに怒りを覚えるため、彼自身に悪感情はない。 なんか隙あらばモフってくる。
十五 +憧憬 -警戒
危険な詐欺師。 人間の愚かさを好む愉快犯な行動方針を理解して忌避している。 それはそれとして顔と体がすごく好み。
木野下きのした 宮司みやじ
宮司さん ±±畏敬 -恐怖
第二の術の師。 よく褒めてくれて教え方わかりやすくて言う事無しなのだが、初手で見せられたのが「憑神を主人の身代わり人形にする術」だったので、怖い。

その他技能、装備

技能 ランク 説明
薬学〔漢方〕 C+ 悠人の助手だった頃に培った技術。 随分錆びついているし知識も更新されていないのでランクダウンしている。
隠形 C+ 気配を消してゆっくり移動できる。 隠れる場所や紛れる人混みが無い状況では効果が薄く、警戒していたり勘が鋭い相手には通じない。
ご隠居様の変装眼鏡 B 呪具の眼鏡に魔眼の力を組み込むことで、霊感がC以下の人間からは戸籍通りの老人と思われる。 実際の見目を変えているわけではなく、他者から見た印象を歪める幻術。本来は「服装通りの身分」と思われる江戸時代の呪具だが、服装が自由になった現代日本ではあまり効果がない。
呪符扇子 C 霊力を操作しやすくする紙で作られた、いわゆる魔法使いの杖。 ほぼ講談する際の小道具。
帳簿 B 市場価値に則した値付けや予算の管理、家計簿を一手に担う。 確定申告もやる。
恐怖耐性〔高所〕 E 不安定な足場で高所の景色を見ると足が竦み、必要があっても自力で飛び降りることができず、兎の体で持ち上げられると固まってしまう。 戦時中に負った重度のトラウマ。
運転〔自動車〕 B 自力では叶わない速度の移動ができるのでお気に入り。 全力疾走しようとするとトラウマからブレーキを踏んでしまうので、安全運転第一。カーチェイスはできない。
音感 C- 声はよくリズム感も悪くないのだが、旋律に合わせて自分で歌う/演奏するとなると音痴。 絶妙に半音ズレるという下手さなので、上手な人といっしょに歌うと綺麗にハモるという特技があるが、恥ずかしがってあまり歌わない。
他言語〔英語〕 C+ 骨董商になってから教養として学んだ。 会話はいくらか拙いが聞き取りは十分。読み書きは英語の書物を不自由なく読めるレベル。
社会知識 B+ 社会的身分は昭和生まれの男だが、強くて恐ろしい女性たちとの出会いから「女は愚かで弱い」という価値観を侮蔑している。 憑神と人間の関わりを考察するうちに人権問題にも興味を伸ばし、人類の愚行に詳しい。 美夜に代わって世論や社会問題に耳を澄まし、主人が無知ゆえの素朴な差別意識に陥らないよう気を配っている。
禁書の呪い S+++ 暁月を憑神にした呪術書は「優秀な巫覡を神憑きにする」のを目的としたもので、暁月には「霊感が最低でもA以上になる素養がある人間」しか主人にできない呪いが課せられている。 暁月が世代を飛ばして美夜に継がれたのはこれが原因だが、暁月は知るすべがない。

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