家系図

末子←→長子 四方木一族家系図

一族の特徴

四方木よもぎ 悠人ゆうと

基本情報

咲の頼みで反魂の儀式を行い暁月を憑神にした青年。ぶっきらぼうで面倒臭がりだが、困ってる人がいるとぶつくさ言いながら手を差し伸べてしまう性格。 戦後は漢方医になり、《遠耳》を活かした問診で評判になった。神憑きとしての霊感を活かして霊障にも対処した、全国から患者が来る名医。
性別:男 身長:165 職業:漢方医 生没年:1919~2018(享年99) 描写キーワード(青年):鋭い目つき、涼し気な風貌、落ち着いた暖かな声、美しい青年 描写キーワード(老年):強い目つき、しゃっきりした背筋、耳が遠いらしい大きな声、艶やかな白髪、威厳のある佇まい
一人称:俺/私 二人称:おまえ/君 三人称:あいつ/あの人

セリフ例

起呪「なぁおまえ。もし本当に生き返ったら、不思議な話を聴かせてくれよ」 おねだり「暁月、メシ~」 咲に(婚前)「お嬢。歳の差を考えてください」 ルナに「悪人になったら悪いやつしか寄って来ないぞ。そんなのつまんないだろ」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 B+ 神憑きになり超感覚系の権能を授かったことで、霊的素養のない素人だったにしてはかなり鋭くなった。 正体を隠していない憑神を憑神だと認識し、患者の霊障を感じ取れる。
遠耳 A+ 暁月に授かった権能。 医者の立場から「尋ねる前に患者が話したがっている情報を聴ける」能力として働いた。 公言できない秘密まで聴こえることがあって困った他、まぁまぁうるさいので晩年は耳が遠くなっていた。
薬学〔漢方〕 S++ 本場中国で学び、戦時中に動員された体験から専門外の症状にも詳しい。 慢性的な心身の不調を緩和し、呪いへの抵抗力まで向上させる。

小ネタ

四方木よもぎ さき

基本情報

悠人の妻で、生前の暁月の主人。名家の令嬢として愛されて育ち、望むものすべてを手にしてきた美少女。あらゆる苦労を踏み倒しあらゆるわがままを赦されて生き抜いた。 傲慢で傍若無人、お世辞にも善人とは言い難いが、好きなものを好きと誰に憚ることもなく公言する愛嬌があり、憎みきれない魅力があった。 生前の思い出を尋ねられた家族が全員渋面になって「悪い人ではなかったよな……」と言葉を濁す人物。
性別:女 身長:145 職業:夫人 生没年:1929~2010?(享年81?) 描写キーワード(青年):夢見るような潤んだ瞳、花びらめいた艷やかな唇、ハリのある豊かな乳房、柔らかに波打つ手招くような黒髪、可憐な美女 描写キーワード(老年):シワに彩られた柔らかな笑顔、弛まずすっきりとした頬、ふわふわの白髪、愛らしい声の可憐な老婆
一人称:あたし 二人称:あなた 三人称:あのこ/あのひと

セリフ例

口癖「ウサちゃんはあたしのなの。悠人だってあたしのでしょ?」 嘆息「ウサちゃんにもお嫁さんが来たらいいのにね。赤ちゃんができないの、かわいそう」 無礼者に「ここはあたしのお家なの。あなた、要らないわ」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 C- 憑神の存在を知り暁月といっしょにいることで暁月を「兎の耳の生えた男」と認識できるようになっているが、正体を明かしていない憑神は人間にしか視えない程度。 興味のないものは視ない性格。
審美眼 B 専門的な教育は受けていないが、名品に囲まれて育ったため目が肥えている。 美しいものを好んで集め、家族にもそう在るのを望んだ。
魔性のヒロイン S ただ黙って座っているだけで「こっちを向いて笑ってほしい」と願わせる可憐な美女。年老いても変わらず愛らしかった。 彼女の無神経な言動にどんなに傷ついても、苛立っても、厭うても、彼女のそばを離れることはできない。彼女がそれを許さない限り。

小ネタ

四方木よもぎ あきら

基本情報

悠人と咲の第一子(長男/暁月が養子になっているので戸籍上は次男)。診療所を継ぐのを拒否して骨董商になった。 我が道を行く自由人と思われがちだが、実際は幼い頃から「俺は月兄の主人になるんだから月兄に相応しい男になる!」と心がけていた強火のブラコン。 暁月が美夜に継がれたときは隠れて泣いた。「月兄が幸せなのでOKです」という顔をしているが、夫婦水入らずの世界旅行は明の傷心旅行を兼ねている。
性別:男 身長:175 職業:骨董商のご隠居 年齢:70代(1947生) 描写キーワード(青年):快活な笑顔、溌剌とした大きな声、長い手足、大きな手、黙っていれば二枚目 描写キーワード(現在):笑いジワの目立つ、背筋の伸びた大きな声の老人
一人称:俺 二人称:おまえ 三人称:あいつ

セリフ例

美夜に「ほ~れ美夜、土産だぞぉ。鑑定してみせろ」 暁月に「月兄月兄見てこれ! ぜってぇ月兄好きなやつ!」 咲に「おふくろ、俺の嫁さんいじめんなよ」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 B 物心つく前から暁月と暮らして呪いに親しんだので、かなり鋭い。 正体を隠していない憑神を憑神だと認識し、呪いや幽霊の存在を察知できる。
鑑定眼〔骨董〕 S 幼い頃から名品に囲まれて肥えていた審美眼を知識と経験で裏付けしていった。 特に陶磁器に関しては世界有数の目利き。
鑑定眼〔呪物〕 A 呪物の気配と危険度を大まかに察知できる。 「これ月兄好きそう!」と思ったら即購入。
社交力 A 父譲りの親切心と母譲りの愛嬌で誰とでも仲良くなれる。 中国語と英語を修めているが、習い覚えていない言語でもカタコトと身振り手振りでコミュニケーションできるコツを掴んでいる。

小ネタ

四方木よもぎ 小春こはる

基本情報

明の妻。霊能力少女として日本全国を巡って危険な呪物を封印していた頃に家出中の明と出会った。 明と結婚してからは家事全般を担当し、呪物を探して頻繁に外出する夫を支えた。 微笑みを絶やさない朗らかな婦人。美夜に代替わりするまでの奇蒐園の結界と呪物の封印担当。 現在は夫と気ままな世界旅行中。
性別:女 身長:145 職業:元 専業主婦、現 旅する有閑マダム 年齢:70代 年齢:70代 描写キーワード(青年):特徴の薄い小柄で素朴な少女 描写キーワード(現在):小柄な品の良い老婦人
一人称:わたし 二人称:あなた 三人称:あの人

セリフ例

夫に「あなた、言い過ぎですよ。メッ」 懐かしんで「わたしだって昔は大暴れしてたんですよ。懐かしいわ」 いたずらっぽく「誰にだって秘密はあるでしょう? 女は特に、ね」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 A+ 高度な訓練を受けた巫女。 霊視のオンオフを切り分け、自分を守りながら呪いの情報を探ることができる。
結界術〔神道〕 S 料理、洗濯、散歩、庭造り。 常にかみを意識しながら日常の動作を行うことで、丁寧に積み重ねる日々が魔を祓い場を清める儀式となり、災いを避ける傘となる。
諜報術 A+ 設定された身分通りの演技を徹底し、愛する者に生涯の嘘と秘密を抱えることを厭わない。 スパイとして優れた素質。

小ネタ

犬養いぬかい 小夜さよ

基本情報

明と咲の娘で、悠人の初孫。気が強いようで臆病、自由人のようで内弁慶な女性。 幼い頃に暁月がウサギの化け物と知り、以来怯えて距離を取っている。 暁月を慕う父とはこの件で反目し、外に居場所を求めて未婚の母となった。 その後は幼い息子=朝晴を奇蒐園に置いて出ていき、現在はほぼ絶縁状態。 暁月に害意がないことは理解しているが、怖いしキモいもんはキモいというスタンス。家族に情がないわけではない。
性別:女 身長:155 職業:拝み屋の付き人 年齢:50代(1971生) 描写キーワード:気難しげな顰め面、毛先の跳ねた黒髪、不機嫌そうな女
一人称:私 二人称:あなた 三人称:あの人

セリフ例

吐き捨てる「生理的に無理。他に理由要る?」 忠告「あいつらは人間じゃないの。そのことを忘れないで」 朝晴「朝晴のことは……あなたには関係ないでしょう。いいじゃない、父さんも母さんも……私より良い親なんでしょうから」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 B- 両親から受け継いだ素養で呪いや幽霊を感じ取れるが、恐怖心から生理的嫌悪を刺激する姿に誇張されて視えていた。 現在は修行を積み安定しているが、それでもきちんと存在を見据えることはできないでいる。
恐怖耐性〔心霊〕 D+ なまじ霊感があるせいで幽霊に怯え、「いつかおまえが月兄を継ぐんだから」という父の教育に反発し、母からの修行でも克服できず、完全に拗らせた。 怖いから怒るという反応で、幽霊や憑神を毛嫌いしていた。修行を積んで若い頃よりはマシになっている。
退魔術 B- 犬養家で積んだ修行により、悪霊や呪いへの護身ができるようになった。 力尽くで攻撃するだけで、格上には通じず、原因の究明も難しい。 簡単な除霊なら問題なくこなせるレベル。

小ネタ

四方木よもぎ 朝晴ともはる

基本情報

小夜の息子で、明と小春の初孫。美夜たちとは従甥の関係だが、幼少期から明と小春の子として育てられ、最年長の孫として扱われている。 暁月の四代目主人になる予定だったので教育を受けていたが、呪物が怖くて将来を悲観していた。美夜が暁月の主人になって後継ぎから開放され、複雑な気持ちもあるがホッとしている。 現在は奇蒐園の常連客だった料理人の店で板前修業中。
性別:男 身長:175 職業:30代(1993生) 年齢:板前見習い 描写キーワード:地味に整った顔立ち、柔和で気弱そうな声、俯きがちの朗らかな青年
一人称:おれ 二人称:あなた/君 三人称:あの人

セリフ例

申し訳無さそうに「暁月伯父さん、親切だし、優しいんだけど、たまに顔が兎に見えるときがあって……」 しどろもどろに「美夜ちゃんはおれより目利きだよ。本当に」 キッパリと「そういうの、おれは嫌いだから」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 B- 存在の明らかな幽霊や呪いを察知し、正体を隠していない憑神を憑神と認識できるが、恐怖心を刺激されると過剰に恐ろしい姿に視える。 小夜の教育の反省から霊感を伸ばすより自己防衛のまじないを学んでおり、危険察知以外では常人より鋭い程度。
恐怖耐性〔心霊〕 D+ 母からの刷り込みでこの世ならざるものに忌避感と恐怖心がある。 実際の危険がなくても怯えて消耗する一方、恐怖を己の問題と認識し、他者に敵意を向けない胆力を持ち合わせている。
料理 B+ 小さい頃から料理が好きで、母と暁月を手伝っていた。 盛り付けにもこだわり、華やかな皿に仕上げるセンスがある。
鑑定眼〔骨董〕 A- 奇蒐園の後継ぎとして幼い頃から教育され、父譲りの審美眼と確かな知識がある。

小ネタ

四方木よもぎ のぞむ

基本情報

悠人と咲の第二子(次男/戸籍上は三男)。四方木診療所の二代目院長。 自分の立ち位置を客観視して期待される役割をこなそうとする性格で、自分自身の欲求というものがあまりない。 頭が良く分析力に優れ献身的で心身ともにタフなので医者は向いていた。 霊的な能力に乏しかったので、それを補える伴侶を求め盛大に失敗。反省して独り身を貫いていたが、我の強い磨季に押し負けて結婚。二児の父となった。
性別:男 身長:170 職業:医師(四方木診療所2代目院長) 年齢:70代(1949生。明の2歳下) 描写キーワード:落ち着いた風貌、穏やかな声、着慣れた白衣、朗らかな老医
一人称:おれ/わたし 二人称:君/あなた 三人称:あの人

セリフ例

回顧「あの頃はおれも若かったから。妙さんには申し訳ないことしたなぁ」 回答「磨季さんと結婚した理由? はっはっは。ノーコメント」 回答「アキ兄に不満? ないよ。本当本当。月兄あれで医療従事者向いてなかったしね。アキ兄は向いてそうだったけど」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 E+ 暁月の正体を知っていても兎耳が視えず、憑神を憑神と認識するのが難しい。 幽霊も視えないし、呪いにも気付けない。鈍い代わりに影響も受けづらい(生存本能から認識を閉ざしている)タイプ。
医術〔総合〕 A++ 父の技を継げない代わりに町医者として経験を積んだ。 病症から外傷まで幅広い知識を修め、必要に応じて専門病院の検査を勧められる。

小ネタ

四方木よもぎ 磨季まき

基本情報

望の押しかけ妻。母子家庭で育ち、歳上の男性に憧れを抱いていた。 考えるよりまず行動の、いつも陽気で悩み事のない人間、に見えるよう意識して振る舞っている。 計算高く目的を果たそうとする一方で、その目的は「好きな人に振り向いてほしい」だとか「好きな人に喜んでほしい」だったりする。狡猾で献身的な性格。
性別:女 身長:160 職業:看護部長 年齢:50代(1968生。望の19歳下) 描写キーワード:くしゃくしゃの黒髪、溌剌とした身動き、元気な笑顔とよく透る声
一人称:アタシ 二人称:あなた/君 三人称:あの人

セリフ例

若い頃「きゃー先生カッコいいー! アタシ、旦那さんにするなら絶対年上のダンディって、あっ待って待って最後まで聞いてー!!」 仕事中「おはようございます。今日は調子どうですか?」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 D 呪いや幽霊と縁遠い一般人で、暁月のことも普段は老人に視えている(正体を知ってはいるので、呪具の眼鏡を外したら青年に視える) 憑神のことは知っていて疑ってもいないが、あまり身近に感じられていない。
看護 A+ 患者に尽くしつつ適切な距離を保てるベテラン。 パワフルで人当たりが良く、いっしょにいると気分が明るくなる、ように振る舞っている。

小ネタ

四方木よもぎ きたる

基本情報

望と磨季の第一子(長男)で、真夜の双子の兄(二卵性双生児) 四方木診療所の跡取り息子に望まれ、周囲の期待に応え続ける人生を歩み、そのことを苦にしていない。 父親似の朗らかで図太い性格。
性別:男 身長:175 職業:医師 年齢:29~30代(美夜の4つ上) 描写キーワード:柔和な細い目、くしゃくしゃの黒髪、スラッとした背筋、颯爽とした白衣、日の当たるところだけを歩いてきたような美男子
一人称:僕/俺 二人称:君 三人称:あの人

セリフ例

妻に「依子さん、俺が荷物持ちますよ」 患者に「僕もラジオ体操しますよ。全身動かせていいですよね」 父に「親父、今日の患者さんの症例で相談あるんだけど」 妹に「真夜、ま~た香夜ちゃんに怒られるぞ」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 D 小さい頃は幽霊が少し視えていて(C+相当)、その名残りで暁月の兎耳を認識できている。 現在は幽霊も呪いも視えない。父親と同じく鈍い代わりに影響を受けづらいタイプ。
医術〔総合〕 A 順調に経験を積み、ベテラン医師と肩を並べる優秀な人材。

小ネタ

四方木よもぎ 依子よりこ

基本情報

来の妻。来とは大学の同期生で、研修医時代に告白され婚約。四方木診療所に就職後結婚した。 幼い頃から霊感があり、幽霊に苛まれてきたが、来と婚約してから霊障に苛まれなくなった。 暁月の守りのお陰と認識しており、恩を返すため四方木診療所で張り切って働いている。
性別:女 身長:150 職業:医師(兼 呪術医見習い) 年齢:29~30代(美夜の4つ上、来と同い年) 描写キーワード:きっちり結った髪、眼鏡で険を和らげた三白眼、そばかすを隠した化粧、ひっつめた白衣、一生懸命な早口
一人称:あたし 二人称:あなた/君 三人称:あの人/あいつ

セリフ例

心配「来くん、あたしになんか隠してない? ちゃんと相談してよね」 慌てて「わあああ院長今の患者さん! アレ! はいカミツレ! 茶オススメ! です! はい!!」 勢いよく「あっ暁月さん! お久しぶりです! はい元気です! 順調です!」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 A- 幼い頃からはっきりと幽霊を見、呪いに苛まれてきた。 霊障から解放されたことで心身が安定し、神連の教育を受けることで冷静に呪いを見据えられるようになってきている。
医術〔総合〕 B- 新米医師として日々精進中。 人相は悪いが一生懸命な様子が窺えるため、本人が気に病んでいるほど患者からの印象は悪くない。
医術〔呪術〕 C+ 神連の医療部署 神凪から週に一、二度講習を受けている。 自力での対処はまだ無理だが、明らかな霊障に苛まれている患者を神凪に紹介できる。

小ネタ

四方木よもぎ 真夜まや

真夜ビジュアルby塔島 ジューゴ

基本情報

望と磨季の第二子(長女)で来の双子の妹(二卵性双生児) 来と同じく四方木診療所の次期院長候補だったが、「ボクは向いてないよ」と小学生で早々に宣言。 霊感が比較的強く、祖父の霊薬に興味津々で製薬室に入り浸っていたが、美夜をいじめた小学生たちに面白半分に呪毒を盛ったことで破門された。 香夜に立て続けに悪戯を打ち切られたことで行いを改め、大学卒業後はあちこち旅して様々な呪いを蒐集し、神連に裁かれない範疇で実践している。
性別:女 身長:165 職業:呪い師(フリーランス) 年齢:29~30代(美夜の4つ上) 描写キーワード:柔らかく弧を描く黒髪、大胆に開けた豊かな胸、赤い唇、妖艶な垂れ目、少年のように清廉な佇まい
一人称:ボク 二人称:キミ 三人称:あの人

セリフ例

自己紹介「どうも、四方木 真夜です。マァちゃんって呼んでね」 肩を竦めて「カオちゃんを怒らせる気はないよ。怖いからね」 呆れて「本当の恐怖を知らない人は向こう見ずになれて良いね」 兄に「相変わらず気遣いはできるのにデリカシーがないね、兄貴」 笑んで「ミィとはカオちゃんの妹仲間だよ」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 B 幼い頃から呪いに惹かれ呪いを好んできたが、霊的な素質が抜きん出ているわけではない。 足りない才能を知力と道具でカバーしている。
呪術工作 A 明晰な頭脳で呪いを解析し、豊かな発想力で改造する。 呪いを生んだ願いを理解しながら踏みにじる、悪辣な天才。
危険察知 S+ 規格外の従姉に連敗した経験から「これ以上は自分の手に負えない」「これ以上は人の道を外れた者として狩られる」と的確に判断する。 目先の利益や好奇心にとらわれない、「カオちゃんに怒られる」という外付けの自制心。

小ネタ

四方木よもぎ みつる

基本情報

悠人と咲の末子(三男/戸籍上は四男)で、美夜たちの父。風流なデザインが人気の庭師で、個人邸宅を主な顧客としている。 マイペースなのんびり屋。口数は少なく黙々とした単独行動が得意だが、人といるのも苦ではない。 暁月と、年の離れた兄たちに可愛がられて伸び伸び育った。気楽な独り身を謳歌していたが咲に見合いを命じられ、良い人だったので結婚。三児の父になった。
性別:男 身長:165 職業:庭師 年齢:60代(1957生) 描写キーワード:穏やかな面差し、ふわふわの髪、細く見えるが意外と逞しい
一人称:わし/おれ 二人称:あなた 三人称:あの人/あいつ

セリフ例

「テルちゃん。アキ兄帰って来るし、ノゾ兄といっしょに奇蒐園で飲んでくるね」 「美夜ちゃん、これお土産のぬいぐるみ。ウサギ好きでしょ?」 「月兄、できたよ~。そこの岩? うん、どかした。そのほうが綺麗だから」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 C+ 幽霊が視えるほどではないが、暁月を始め正体を隠していない憑神の姿で認識し、霊的な異常がある場を「なんか変だな?」と感じ取れる。 たまに紹介された妻の友人にびっくりしている。
庭造り A+ 幼い頃から草花を愛でていたベテラン庭師。石材や木材も楽しく扱う。 顧客の要望というキャンバスを自分の感性で彩る芸術家気質。 霊的な調和を朧げに感じ、小春が去った後の奇蒐園の庭を整えている。が、自分の感性優先なので完璧ではない。
工作 B+ 手先が器用で根気強く、DIYが趣味。 梯子や棚など子どもたちが幼い頃に作って現役のものがいくつかある。
運転〔車〕 B+ マニュアル車を乗り回す運転好き。 家族の遠出や買い物の際は喜んで足役を買って出る。

小ネタ

四方木よもぎ 照代てるよ

基本情報

満の妻で、美夜たちの母。交際していた男の家が女性の社会活動に理解がないと判明したので、別れて見合いをして結婚した。 物静かで人について行く夫とおしゃべりで人を引っ張っていく妻で夫婦仲は良好。教育熱心で子どもたちを習い事や塾に行かせ、キャンプや観劇などの行事も体験させた。 活発な性格で、子育てが終わった現在は頻繁に外出している。
性別:女 身長:150 職業:専業主婦 年齢:50~60代(1965生) 描写キーワード:ふわふわの髪、活発な足取り、上品なスカート姿
一人称:あたし 二人称:あなた 三人称:あの人

セリフ例

電話「もしもし、小春さん? お義母さんの七回忌だけど、お弁当はいつものところでいいかしら?」 娘に「美夜ちゃん、家事ちゃんとしてる? 暁月さんに任せきりじゃダメよ」 笑いながら「あたしの友達、変な人多いのよねぇ。類友かしら」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 E 鈍い。目の前を幽霊が横切っても気づかないし、憑神が元の獣の姿になっても夢か錯覚で済ませてしまう。 お陰で呪いに遭わずに過ごせている。
家事 A++ 栄養バランスを意識した食事を三食用意して食器洗って掃除して誕生日にはケーキを焼いて……を日々こなしてきたベテラン主婦。 お菓子作りはバザーなどに出品して好評を得る腕前。
社交力 A++ 仕切り屋のリーダー気質。ついまとめ役を買って出てしまう。留学生の支援や主婦の集まりや地域会に合唱の稽古に観劇にと、家事をこなしながら精力的に趣味や社交に打ち込んでいる。
神狂いの末裔 C+ 憑神や神憑きと縁ができやすい性質。 自覚はなく「ちょっと会いやすい」程度だが、社交的で出会いが多いので判定機会が増えている。

小ネタ

四方木よもぎ しん

基本情報

満と照代の第一子(長男)で、美夜たちの兄。責任感が強く面倒見が良い警察官(交番勤務) 勤勉で真っ当に努力を重ね、仕事第一の人生を送り社会に奉仕する。誠実な仕事ぶりで周囲からの信頼も厚いが、美夜とは全く気が合わない。 霊感がなく呪いのことは全然知らない。怪奇現象を一切信じていない一般人。
性別:男 身長:175 職業:警察官 年齢:30代(美夜の6つ上) 描写キーワード:スラッとした背、切れ長の目、サラリとした黒髪、美丈夫の警察官
一人称:俺/自分 二人称:君/あなた 三人称:あいつ/あの人

セリフ例

苦言「暁月伯父さんもう90過ぎなんだぞ。ちったぁ考えろよ」 仕事中「おはようございまーす。すみません、ちょっとお話させてもらっていいですか?」 頭痛「霊感商法? 妹が? あ~~すみません、ちょっと話聞いてきます」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 C 幽霊を視たことはないが、呪いと遭遇すれば悪寒を感じる。 特別鋭くも鈍くもない一般人。
剣道 A 学生時代から真面目に稽古して真っ当に強い。 訓練でも上位の腕前。
危機察知 B 交番のお巡りさんとして日々町をパトロールしている。 住人に異常があれば気づき、笑顔で話を聞きに行く。
社交力 B+ 母譲りのリーダーシップで学生時代は部長。いわゆる体育会系の気風が性に合い、後輩から慕われる一方で先輩からも可愛がられている。 なお、責任感の強さと面倒見の良さが災いして自由人の妹たちからはウザがられがち。
歴史学 B 学生時代の得意科目。 世界史を丸暗記しており、伯父たちの蘊蓄を覚えていて美術史にも詳しい。

小ネタ

虎谷こたに 香夜かよ

基本情報

満と照代の第二子(長女)で、美夜の姉。結婚して虎谷姓になった。 手先が器用で服飾店に就職したが、独立して現在はフリーの仕立て屋。妊娠してからは仕事を減らしている。 威風堂々という言葉が似合う女傑で、幼い頃から美夜の憧れ。霊感はなく、呪いや憑神のことは何も知らず、知る必要もない規格外。
性別:女 身長:150 職業:仕立て屋(フリーランス) 年齢:28~30代(美夜の4つ上) 描写キーワード:サラサラした髪、ほっそりとした顎、鋭いツリ目、凛と伸びた背、颯爽とした力強い足取り、女帝の如き威厳
一人称:私 二人称:あなた 三人称:あの人

セリフ例

躾け「たっくん、お茶碗ひっくり返すのやめて」 肩を竦めて「ミィは心配要らないでしょ。暁月伯父さんもいるし」 睥睨しての一音「は?」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 E- 霊感を必要としない。 よって、呪いと遭遇しても気づかない。
女傑ヒロインの貫禄 S+ 相対した者の居住まいを正させる堂々とした威厳。 覚悟なき者を一瞥で黙らせ、正論を告げるだけで澱んだ空気を一掃する。
裁縫〔服飾〕 A 手先が器用で思い切りがよく仕事が早い。プロとして一流と評される腕前。 自分の感性を表現するのではなく顧客の要望に応えるのが好きな職人気質。顧客からの評価と信頼は厚い。
運転〔バイク〕 B- 高校時代からバイクを乗り回していた。 妊娠してからは手放しており、徐々にランクダウンしている。
怪異打ち切り体質 S+++ ただ思うままに振る舞うだけで、無自覚に怪事件との縁を断つ数奇な性質。 霊感がなければ手に負えない事態には「そもそも遭遇しない」という打ち切り方になる。 凶星に愛された凡人が運命に導かれて乱世の英雄になるように、香夜は女帝の如き才気があれど世を変えることなく平穏な人生を送っている。

小ネタ

虎谷こたに 辰也たつや

基本情報

香夜の第一子(長男)。元気いっぱいで可愛いものが大好き。音楽が好きでよく踊っている。 霊感が強く、この世ならざるものを自然に視ているらしい。香夜の庇護下にあり就学前なので、暁月たちはとりあえず様子見している。
性別:男 身長:ふつう 職業:子ども 年齢:1桁(2023生まれ) 描写キーワード:ふわふわの髪、ふっくらした頬、小さな背丈、元気に動く手足
一人称:ぼく 二人称:- 三人称:-

セリフ例

はしゃいで「かわいい! おかーさん見て! ウサちゃん、すっごくかわいいよ!」 むずがって「やぁー」 元気に「う!!」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 S 生まれつき強い霊感を持ち、幽霊と生者の区別がついていない。 現状は香夜の庇護下にあるため大事には至っていない。
千里眼 C+ これから行く場所の吉凶をぼんやり感じ取れる。 奇蒐園に行くときはご機嫌。たまにお出かけを嫌がってギャン泣きしているときは、香夜は潔く諦めている。 これから弱まっていくか成長していくかはまだ未知数。

小ネタ

  • 奇蒐園に遊びに来たときブームは暁月のウサ耳握り。ふわふわ。
  • 寅と辰の谷(間)=卯
  • 暁月の三代目主人(予定)。奇蒐園は継がず、暁月に任せている。

犬養いぬかい たえ

基本情報

拝み屋をしている老女。若い頃、呪いに対処できる伴侶を求めていた望と交際していた。 望とは憑神の扱いを巡り対立して別れたが、憑神に対して極端に冷淡なわけではなく、「憑神は人間ではなく生物でもないのだから線引きはすべき」というスタンス。お互い若かった。 自分を頼ってきた小夜を助手として迎えたが、一向に恐怖心を克服できない彼女を案じている。
性別:女 身長:160 職業:拝み屋 年齢:70代(望と同年代) 描写キーワード:袴姿の厳しい老女
一人称:私 二人称:あなた 三人称:あの人

セリフ例

主張「現世は生者のもの。人でないものを人と扱ってはならないのです。お互いのために」 回顧「望さんを恨んではいません。私も至らぬところがありましたし……あれが運命だったのでしょう」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 A 高度な訓練を受けた巫女。 魔を恐れず見据え、祓う。
式神使い〔狗〕 A+ 犬養家に伝わる牡犬と牝犬、それに天寿を全うした愛犬の三頭の死霊を従える。 嗅覚による失せ物探し、吠え声による悪霊払い、牙と爪による除霊など、多岐に渡って活躍できる強力な使い魔。

小ネタ

  • 犬養家は戌神憑きの分家で、新たな憑神を生むための「飼い犬を贄に捧げる儀式」が、本家との縁が切れて「縁を結んだ飼い犬に死後も力を貸してもらう」術に変遷した。 代替わりの際は、先代の愛犬の霊を代々継いでいる犬の同性のほうと統合させる。 いずれ新たな憑神になるかもしれないが、今のところその兆候はない。
  • 憑神を呪いの最たるものと危険視しており、犬養家の霊犬が憑神になるのを望んでいない。 望との婚姻に前向きだったのは、兎憑きの血筋になることで同じく血統に憑く戌神が生まれる可能性を下げるためだった。

犬養いぬかい 千晴ちはる

基本情報

小夜の娘で、朝晴の異父妹。四方木一族と面識はない。 拝み屋の家で育ったので霊障に耐性があり、呪いや霊に恐怖心がない。妙のことは尊敬しているが霊との線引きの説教は聞き流し、小夜とは仲が良い親子だが過剰に霊を怖がる様子に呆れている。 良くも悪くもマイペースで恐れ知らず。
性別:女 身長:155 職業:学生 年齢:10代(2006生) 描写キーワード:こざっぱりとした黒髪、溌剌とした笑顔、闊達な少女
一人称:あたし 二人称:あなた 三人称:あの人

セリフ例

愚痴「も~お祖母ちゃんもお母さんも怖がりなんだから。ウチのワンちゃんこんなに可愛いのに、ねぇ?」 奇蒐園に「初めまして、犬養 千晴です。先日は母がご迷惑を……」

主要技能/特性

能力値目安(←塔島ジューゴさんサイト)
技能 ランク 説明
霊感 B+ 父母の素質を受け継ぎ、幼い頃から犬の霊と親しんだお陰で、さほど修行をしていないにもかかわらず霊感が強い。 霊の存在を感じ取り、意識を凝らせば姿を視ることができる。
退魔術 C+ 護身程度に習っている。 微弱な悪霊を遠ざけ、軽い呪いを避けられる。
式神使い〔狗〕 B- 生まれたときから犬の霊に慣れ親しみ、家族として扱っている。 自然と意思疎通してお願いを聞いてもらいやすいが、主人として命令して行動を縛るのは不慣れ。
恐怖耐性〔心霊〕 A- 生まれたときから犬の霊に守られてきたため、幽霊の類を脅威と見做していない。 暴れ狂う悪霊を前にしてもその理由を慮れるが、経験がないため吉と出るか蛮勇に終わるかは未知数。

小ネタ

  • 大の犬好きで将来は犬に関わる仕事がしたいと考えており、社会人になったら自分で生きた犬を飼いたいなと思っている。 拝み屋を継ぐ気はあまりない。
  • 三頭の犬のうち一頭が常に護衛でそばにおり、その力を借りて友人のトラブルを解決することも多々。 妙は力の扱いを覚えるのはいいがもっと犬と適切に距離を保って……と気を揉んでいるが、望との失敗を反省しているのと、自分の過保護が原因なので強く言えないでいる。