Twinkle star in the deadly nightshade
寂しかったら、兎は死ねるのに、人は死ねない。だから閉じ込められる。 暗く冷たい箱の中、誰もいない暗闇に、独りぼっちで押し込められる。 箱の中は小さいのに、暗闇はどこまでも広がって、世界中が真っ暗だと思い込まされる。 自分は独りで、他に誰もいなくて、誰も自分を助けてはくれないのだと思い知らされる。 狭い箱の中に広がる暗闇の中で、いつも空を見上げてた。 真っ暗な天井に、いつか―― 星が瞬くのを信じていた。
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